外反母趾の進行具合チェック方法とは？

まず、私は外反母趾かどうか分からない・・・。

という方に外反母趾のチェック 方法。

そして、予備軍の人のチェック方法。特徴をお伝えしていきます。

外反母趾のチェック方法

そのチェック方法は、単純に自分の親指の角度をどれくらい曲がっているのか測って みて下さい。

その結果で、角度が２０°以上ある人は完全に外反母趾を疑っても良いでしょう・・・。

予備軍のチェック方法

角度が２０°以上はないけど、外反母趾の予備軍かどうかのチェック方法をお伝えします。

まず、足をくっつけて真っすぐ立ちます。

そのくっつけた両足の親指の間に 誰かに手の指を入れてもらってください。

その入れてもらった手の指が２本入る人は、外反母趾。

１本だけ手の指が入り込んでしまう人は外反母趾の予備軍です。

予備軍の人は他にも症状として・・・

• 親指の皮膚が凄く硬い
• 足裏にタコ、魚の目が出来やすい
• 巻き爪になっている
• 足が１時間も歩けばしんどくなってしまう。

このように１つでも当てはまる方は足が弱ってきて外反母趾になりやすい足になっています。

そのため黄色信号なので注意が必要です。

外反母趾になる原因

では、なぜ外反母趾になってしまうのかお伝えしていきます。

立ち方が悪い

外反母趾で角度が悪い人は、立ち方が悪い方が非常に多いです。

では、悪い立ち方は どんな立ち方なのか？というと・・・

「内側に重心がのってしまっている」ことが多いです。

内側に重心がのってしまうと重心と地面からの圧迫によって角度がひどくなってしまい ます。

イメージが湧かない人は、普通に立った状態とあえて内側に重心をかけると親指の角度がどう変わるのかチェックしてください。

そうすれば、イメージが付きやすいです。

足の裏にアーチがない

まず、足の裏には「内側の縦アーチ」・「外側の縦アーチ」・「横のアーチ」といった３種類のアーチで構成されています。

このアーチがなくなってしまうと良く聞く と呼ばれ「偏平足」る足になってしまいます。

このアーチの役割は歩く時の「衝撃の吸収」です。

このアーチが不足してしまうと、 歩くたびの衝撃に耐え切れなくなってしまい、そのストレスから親指が曲がる結果に繋がりやすくなってしまいます。

歩き方が悪い

正しい歩き方をしないと外反母趾になりやすいです。

本来正しい歩き方は、踵から →薬指→親指の３点の順番で歩くのが解剖学的に良いと言われています。

それは、今 お伝えした３点の順番をして足に対する衝撃をしっかりと逃がしてくれるからです。

しかし、外反母趾になってしまう人の歩き方の特徴は、踵→親指の２点の順番で歩く方が多いです。

この歩き方をしてしまうと、歩く時の衝撃が逃がすことが出来ず、足に 負荷がかかりやすいです。

そのため、足に負担が何度もかかってしまい足親指の方にも負担がかかって外反母趾になりやすいです。

これらの日々の生活習慣でも外反母趾に関係してきます。

自分でも出来る外反母趾の３つの予防方法

では、予防するには何が必要になるかというと先ほどの外反母趾になる原因をしっかりと良くすることが進行を止め予防にもなります。

その外反母趾の予防方法をお伝えしていきます。

立ち方の修正

正しい立ち方は外側に体重を乗せて踵に重心をのせる。

これを、 出来るだけこの立ち方をする時間を増やすようにしてください。

しかし、最初は難しいと思います。

そのため最初は少しずつでも良いです。

例えば「歯を磨いているときだけ」「エレベーターを待っているとき」など少しの 時間でも変わるのでチャレンジしてみてください。

足のアーチの修正

※ゴルフボールを使って足裏のアーチを構成する。

１：まずは、ツボで言えば『湧泉』という部分を探してください。

『湧泉』の場所は 、足裏の人指し指と中指の間から踵をなぞるように触って下さい。

触っていると １番最初に、くぼみがあるのでそこが『湧泉』です。

その『湧泉』を見つけたら立った状態でゴルフボールを当てて下さい

ポイントは 当てて少し前に重心をかけると「少し痛い」という刺激量まで負荷をかけるのが ポイントです。

その状態を約１０秒くらい当ててください。

２：次は座った状態で足の裏の内側、真ん中、外側にゴルフボールをコロコロしてく ださい。

この時のポイントは「気持ちいい」くらいの刺激量で十分効果が あります。

指のストレッチ

※指の関節の柔軟性をあげるためのストレッチです。

まずは、親指と人差し指を両手で持ってもらい、親指を上にして人差し指を下にするよ うにして下さい。

ポイントは指どうしを引き離すイメージでやってください。それを 順番にやって下さい。

例： １：親指＋人指し指 ２：人指し指＋中指 ３：中指＋薬指 ４：薬指＋小指 の手順でやってください。

実は、親指が曲がってるからといっても 他の指も硬くなっている傾向が多いため全部やったほうが効果が発揮しやすい のでおススメしています。

正しい歩き方

歩き方は先ほどでもお伝えした通り踵から→薬指→親指の３点の順番で歩くのが解剖学的に良いと言われています。

後は足の出し方として真っすぐに出すようにしましょう。

モデルみたいに交差するような足の出し方をすると、親指に負担がかかりやすいので真っすぐに 出すようにしましょう。

上半身は腕を後ろに振って肩甲骨を動かすように意識してください。

顔も下を向かず軽く上を見るようにしましょう。

外反母趾グッズは効果があるのか？

よく外反母趾を調べると外反母趾に良いと言われるグッズが検索していると出てくるけど、グッズは良いのかどうかをお伝えしていきます。

答えは・・・

「良い人と変わらない人に分かれてしまう」というのが答えです。

良い人の特徴は単純に「指」に原因がある人はグッズをしても効果があります。

しかし、外反母趾のほとんどは先ほどのお伝えした通り「生活習慣」が原因の方が多いです。

そのため、僕の患者さんでも「色々グッズを試したけど良くならなかった・・・。」 という声も良く聞きます。

ただ、グッズをすると「少し楽になる」という方は確かにいます。

そのため、決して悪いものでは ありません。

しかし、外反母趾になる原因の「生活習慣」を良くしないと、根本的には外反母趾は 良くなりません。

そのため、外反母趾を予防するにはグッズに頼るのも良いですが、自分の「生活習慣」を良く することの方が大事になってきます。

外反母趾は進行していきます

実は外反母趾という疾患は進行していきます。

それは、何度もお伝えした通り「日々の習慣」が外反母趾を進行していきます。

そのため、日々の習慣を良くしないで放置すると外反母趾は「進行」していきます。

「あれ？私も外反母趾になってきたかも・・・。」

と、思う方は外反母趾が進行する 前に予防をして注意をするようにしましょう。

外反母趾を放置するとどうなるのか？

ちなみに外反母趾が放置すると、日常生活にもどう影響が出てしまうのかお伝えしていきます。

歩けなくなってしまう

外反母趾は放置すると変形が進み、親指が人指し指に乗っかってしまいます。

そのため、 歩く時に指を蹴る時に蹴れなくなってしまって歩けなくなってしまいます。

外出が出来ない。

先ほどお伝えした通り、外反母趾は放置すると歩けなくなってしまいます。

そのため、今まで外出が好きだった。

という人は、ずっと家の中で生活になりストレスが溜まります。

ふらつきやすく、転倒しやすい

外反母趾の変形が進んでしまい、バランスがとりにくくなります。

そのため、バランスがとれない ため、転倒しやすくなります。

高齢者の方で骨も弱くなってしまっている方は最悪「骨折」にも 繋がります。

これらに繋がってしまうので、今のうちに外反母趾を対処しておきましょう。

まとめ

かがでしょうか？

外反母趾の予防は日々の生活習慣を改善するところからはじまるということわかっていただけましたでしょうか？

放っておいて改善するはありません。

まだ痛くないから大丈夫！とおもわずに、しっかり外反母趾の予防を痛くない今だからこそ始めてくださいね。