外反母趾になる原因は「靴選び」のせい?

  • 投稿日:2017年11月24日
  • (最終更新:2017年12月15日)

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外反母趾になる原因は「靴選び」のせい?

\この記事は私が書きました/

加納 芳郎

大学時の1年間で4度の40度発熱、3度の入院を経験。その後も続く病院でも改善できなかった原因不明の体の不調を整体で救われ、治療家の道へ。
長年いろんな整体を受けても改善せず悩んでいた腰痛が、足の治療によって完治したことで、体の基礎である足の重要性に気づき足の研究を始める。
48000人の施術経験を積み、外反母趾や巻き爪のスペシャリストとして神戸外反母趾センターを阪急武庫之荘で開業。現在も年間7200人以上の施術、外反母趾・巻き爪についてのセミナーを多数行っている。

「社会人になってパンプスやヒールを毎日履くようになってからたまに親指が痛くなってたんだけど・・・」

「え〜それって外反母趾ってやつなんじゃない!?ハイヒールとか合わない靴とかが悪いんだって」

「え!?そうなん?じゃあもう少し低いヒールにしよ」

ちょっ、・・・ちょっと待って!!

靴の何が外反母趾を悪くしているのか知っていますか?

ただヒールを低くしたり履かないようにしたらいいって訳ではありません。
ちゃんと今の状態に合わせた靴の選び方や履き方を覚えないと逆効果になるなんて事も・・・。

意外と知らない外反母趾を引きおこしてしまう原因。
ヒールを履かないようにしたらとりあえず今の痛みはマシになるかもしれません。
でもほとんどの人が最終的に靴選びに悪戦苦闘するまでに悪化する結果になっています。

この記事では、靴の何が外反母趾を悪くしているのか?を解説していきます。

きっと読み終わる頃には、あなたの足に最適な靴を選べるようになっているはずです。

そもそも靴って足に悪い影響があるの?

日本がチョンマゲの時代は何を履いていたか知っていますか?
もともと日本はわらじや下駄を履いていたんです。

なぜこんな話をしているかというと、その時代には外反母趾ってなかったからです。

外反母趾の歴史は、現代にあるあなたが履いているような西洋の靴が入ってきたことから始まっています。

このことから、外反母趾と靴には少なからず影響はあると考えて間違いないでしょう。

靴の種類

ひとくちに、靴といっても様々な種類があります。

足に影響を与えるのは間違いないありませんが、どのタイプの靴を履いてもかかる負担が同じでは無いでしょう。
まずはどんなの靴があるのか挙げてみましょう。

とはいえ、種類があまりにも多すぎるので代表的なものを挙げていきましょう。

・ハイヒール
・パンプス
・サンダル、ミュール
・スニーカー
・ブーツ
・ぺったんこ靴
・ウォーキングシューズ
・レインシューズ

簡単に挙げただけでも、現代ではこれだけ多種あります。
いかに多様化しているのかがわかりますよね。

靴の役割とは?

靴の役割とはなんでしょう?

なかなか、そんなことを考えた事は無いかもしれません。
せっかくなので、この機会に少し考えてみてみましょう。

①足の保護

靴は、暑さや寒さから足を守るだけではなく、アスファルトや石の道を歩くことで生じる衝撃や摩擦をやわらげ、足を守る役目を担っています。

②足の機能のサポート

歩くという動作は、つま先で蹴り、足を引き上げ、踵から地面に着地する、この繰り返しです。

歩くときの一連の動作がスムーズに流れるように、足の機能をサポートするのも靴の大切な働きです。

③ファッション

靴には、足はもちろん、体全体のバランスを美しく見せるための役割もあります。

 

これら3つの役割を満足させる靴が、理想の靴です。

朝から晩まで靴を履き続け、一生の間に私たちは靴とともに何万キロをも歩き続けます。

靴は、本来は足の保護を目的にスタートしたと考えられています。
足裏が暑かったりすることから守る、石やガラスなんかで怪我しないように守る。これはわらじや下駄でもそうですよね。

もちろん足の機能のサポートも考えられていたでしょうね。
時代とともに足の機能のサポート力も進化してきました。裸足で歩くよりも靴を履いた方が歩きやすいように。

ウォーキングシューズなどが代表的な靴ですね。
滑らないようにグリップしてくれたり、足のかかとからつま先までの体重移動をスムーズにしてくれたりします。

最近では歩くだけで通常よりもダイエット効果がある靴なども出ています。

 

 

このように靴は本来、危険から足を守り、歩行をサポートするものでした。
しかし、徐々に機能性よりもファッション性が重視されるようになり、逆に足の機能を損ねる物になってしまったのです。

実際に、多くの外反母趾の方に聞いても、足の形や大きさに合わない靴を履いたり、正しい履き方は知らないなんて方が多いのです。

 

では、足の形や大きさに合わない靴をはくことで、どのように足の状態が悪くなるのか説明しますね。

靴の種類によっても足への負担がかわります

⑴ヒール、パンプスなどの傾斜のある靴

ハイヒールを履くと、足底にかかる体重は前足部に集中します。

このタイプの靴は前滑りを起こし、前重心になってしまうのが最大の問題です。
前重心は様々な症状を起こします。

このタイプの靴に出やすい症状は、外反母趾、開帳足、タコ、魚の目がメインですが、浮き指、ハンマートウ、内反小趾など全ての症状を起こす危険性を秘めています。

一般的に外反母趾の3大原因の1つと言われているのも頷けます。

⑵先の細い靴

トゥがシャープなパンプスはヒールの高さと相まって履くとすごく脚が長く、綺麗に見えますが若いときにこれらのパンプスを履き続けた結果、30代、40代を越えてから外反母趾になっている女性が数多くいます。

先の細い靴はイメージ通り、親指は外側に、小指は内側に押されてしまいます。
このタイプの靴に出やすい症状は、外反母趾、内反小趾、タコや魚の目です。

⑶踵の部分がやわらかい靴

靴のかかとの部分は本来、足が左右にブレたり、内側に倒れたりするのを防いでくれます。

足が左右・前後・上下にブレる、つまり靴の中で足が遊んでいる不安定な状態というのは、足の変形を引き起こしてしまいます。

外反母趾の方の足をみていると、足が内側に大きく倒れやすい傾向があり、これが外反母趾を悪化させる大きな原因になっています。

このタイプの靴に出やすい症状は、外反母趾、内反小趾、タコや魚の目、踵の内倒れです。

足に合っていない靴を履いている場合

基本的に足に合わない靴を履くと、歩行バランスが悪くなり、足の筋力と機能が低下するため、足を崩し外反母趾を引き起こしてしまう危険性が高くなります。

⑴小さな靴

外反母趾になると小さな靴や先の細いヒールやパンプスなどの靴はさらに足を痛めつけるので、このタイプの靴が外反母趾を引き起こす危険性が高いのはイメージしやすいと思います。 先の細い靴は左右から親指と小指を圧迫し、足指の踏ん張る力を制限してしまうので、ますます筋肉が弱まり、外反母趾が悪化します。

⑵大きな靴

外反母趾の痛みが強くなると多くの人が真っ先に行う最も多い対処法がこの「大きな靴を履く」パターンです。

しかし、あまり知られていませんが、実はゆるい靴やヒール、パンプスなど、「脱げやすい靴」を履くと外反母趾を悪化させる原因になります。

一時的に痛みが止まったり軽減することはありますが、外反母趾が治った例はほとんど見られません。

脱げやすい靴を履いているときは、脱げないように無意識のうちに足指を上げたり、指を縮めて歩いてしまいがちだからです。

指の浮いた状態だと当然指の力が地面に伝わらず、その分親指のつけ根への衝撃が大きくなり、親指のつけ根の骨が出っ張るタイプの外反母趾になってしまいます。

室内でスリッパを履いている方もこのタイプになる危険性があるので気をつけましょう。

正しい靴の選び方

①パンプス  →  足がすべらないかチェックする

パンプスのヒールはできるだけ低いものが良く、3~5cmが目安。
太めで安定感のあるものを選びましょう。

つま先は指を圧迫しない、スクエアトゥ、ラウンドトゥが◎。

甲やかかとは、ストラップなどでサイズを調整できるものを選ぶように心がけましょう。

前方にすべることによりパンプスの細くなっている部分で指が圧迫され変形させる要因になります。

関節が柔らかい人ほど強く影響を受けてしまいます。
靴の中で滑るようであればなどで滑り止めインソールなどを使って防止しましょう。

②ミュールやサンダル  →  幅や甲の部分がフィットするものを選ぶ

よく外反母趾の方は、「ゆとりのある靴を選べばいい」と思われている場合が多いですが、これが間違いです!

靴が馴染んで前すべりをしてしまい、サイズが合わなくなってくる方が足に負担を与えます。

ただし、先が細すぎたり、ソールの幅が狭くて不安定なものはNG。
足指にストレスを感じない形で、靴底と足裏がぴったりフィットして安定感があるものを選びましょう。

サイズを微調整できる、ストラップや面ファスナーなどがついていると◎
キーワードは『フィット』です。

③スニーカー  →  つま先は1~1.5センチ程度あける

かかとに靴を合わせたとき、つま先に1~1.5cmほどの余裕があるものが◎。
かかとをヒールに合わせ、つま先は指一本分くらいあけましょう。

左右の大きさが違う場合は、大きい方のサイズに合わせ小さい方はインソールやヒモの結び方などで微調整しましょう。

履いた状態でつま先を広げることができ、自由に動かせるものがベストです。
足と靴の隙間は、指1本が入る程度にゆとりがあるものを選びましょう。

④ペタンコ靴  →  脱げると疲れやすいのでフィットするものを選ぶ

かかとが脱げると疲れやすいので、かかとにゴムが入っているようなフィットする靴を選びましょう。
靴のかかとのソールが高めのものがオススメです。

⑤ブーツ  →  ふくらはぎのところに指一本のゆとりがあるか

筒の部分とふくらはぎのところに、指1本分くらいのゆとりがあるものを選びましょう。
甲の部分がフィットし、前滑りしないものがよいでしょう。

かかとの部分がブーツの丸みに合っており、くるぶしにブーツが当たらないことも大事です。

足がむくんだ際にパンパンにきつくなってしまいます。そうなると血流が悪くなり、冷え性の方ならなおさら気をつけたいポイントです。
指一本分のゆとりがあるものを選びましょう。

 

靴を選ぶ時に何を基準に選んでいますか?

外反母趾になってしまう方や、すでにお悩みを抱えている方のほとんどが、自分の履いている靴が合っていないと言えます。

靴を選びなおすだけで、断然ラクになりますし、外反母趾の改善や予防につながります。

 靴選びでは完治するものではない

ここまでは靴のことやインソールなどの道具のことについて解説してきました。
しかし、ここで最も大事なことをお伝えしないといけません。

それは、どんな靴を選んでも、どんなインソールを使ったとしても、実際に外反母趾を完治に導くことはできないということです。

もちろん効果がない訳ではありません。

今の外反母趾の進行している悪化スピードを遅くすることや、現在の外反母趾の痛みを軽減したりすることなどには高い効果が見込めます。
だから、靴選びやインソールは非常に重要です。

しかし、これはサポーター(サポートするもの)に過ぎません。

思い出してください。
外反母趾になる前は靴を選ぶ必要がありましたか?
足が正常であれば、どんな靴でも普通に履けていたはずです。履くだけで痛いなんてこともなかったはずです。

「靴選び」に必死になっている時点で、残念ながら罠にハマってしまっているのです。

本当に大事なのは、「靴選び」ではなくあなたの足自体に注目することです。

例えば、あなたがゴルフを始めたとして上手になるために何をしますか?
良いゴルフクラブを探しますか?
これも大事だと思いますが、上手くなるには限界はあるでしょう。

「靴選び」をするということはそれと同じことです。
良くなるにしても限界があります。残念ながらなかなか完治とはいかないでしょう。

本当に上手になるのには、時間はかかってもゴルフレッスンを受けに行くなど「スイング」にお金と時間をかけるのが必要です。それは一生ものとして自分の身につくからです。

外反母趾でいうならば、「足自体」の動きを変えるのに労力を割くことが、ゴールにたどり着く唯一の道になります。

実際に外反母趾を改善するには足を変える・立ち方がポイント

では具体的にどうしたら外反母趾を改善できるのか?
それは「足そのもの」と「立ち方」を変えることがポイントになります。

外反母趾になるのは、気づかないうちに習慣が崩れているのが原因です。

具体的には、
足のアーチが崩れ足首や足がねじれた状態でバランスを崩したまま歩いている
ということです。

その結果として1歩1歩あるくごとに足を崩しているのです。
だから、外反母趾が進行性だと言われたり、手術をしても再発する確率が非常に高いと言われる所以です。

最終的に寝たきりのリスクが高いと言われる外反母趾の恐怖から離脱するには
「足そのもの」と「立ち方」を変えることで正しい歩き方を身に付けることができます。

身につくと一生ものになります。
3匹の子豚の物語でも出てくるようにすぐにできるワラの家は壊れるのも早いです。でも1番下の子豚が作ったレンガの家は、誰よりも時間がかかったけど嵐が来てもビクともしません。

それと同じです。
外反母趾は長い年月をかけて悪くなったものなので、少し努力したぐらいでは改善しないかもしれませんが、足や立ち方などの習慣を変えて行くのにコツコツ努力を重ねることが大事です。

放っておいたら将来寝たきりになるかもしれない人生が、90歳まで自分の足で歩ける人生に変えることができるかもしれません。
絶対に諦めないでくださいね。

痛みだけで判断すると外反母趾をさらに悪化させる危険も

最後に、絶対に気をつけてほしい事を1つだけお伝えします。

それは、外反母趾が良くなったかどうかを痛みのあるないで判断しないでって事。

今まで多くの外反母趾で悩む人を見て来ましたが、そのほとんどの方が
「指は曲がってたけど途中から痛くなくなったから、もう大丈夫だと思ってたら急に・・・」
そんな感じでまた痛みが出たり、指がさらに曲がったりしているからです。

痛みがあるから危険
痛みがないから大丈夫

この判断をして多くの人が後悔する結果になっています。
「後悔先に立たず」

バランスを崩したり、転倒して骨折するなどして寝たきりになったりしている人は現代では非常に多いです。

歩けなくなってからでは遅いですし、放っておいて指の曲がりが改善することもありません。

片足立ちなどの「足のバランス」や「足の裏のタコの位置」などを基準にしてもらうと間違い無いでしょう。

まとめ

これでもう、どんな靴が足を悪くしてしまうのか、外反母趾を悪化させないためにどんな靴を買えばいいのかわかりましたね。

あなたの大事な足を守りながらおしゃれも楽しんでもらえるための参考になれば最高に嬉しいです。

病院で「手術しかない」といわれた外反母趾を手技のみで改善することができる施術をご存知ですか?

この記事をここまで読んでいただき、ありがとうございます。
「足カレッジ」運営元、整骨院サキュレの院長 加納 芳郎と申します。

さて、突然ですがあなたは今、外反母趾を治そうとインソールやサポーターを試しても一向に改善せず、『もう手術するしかないの?』とお悩みではありませんか?

整骨院サキュレが運営する『神戸外反母趾専門センター』は、延べ43,000人以上の施術実績を持ち、手術することなく足の痛みを改善に導く外反母趾専門院です。 『足と健康』についてのセミナー講師としても活躍し、兵庫県で唯一の『外反母趾マイスター』である私が、外反母趾の改善だけでなく、再発しない身体づくりまで徹底的にサポートします。

まずは神戸外反母趾専門センターのサイトから、国家資格を持つ足の専門家による外反母趾矯正の全貌をご覧ください。


神戸外反母趾専門センターのサイトを見てみる

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