まずは、外反母趾かどうかのチェック

まず、私の場合はそもそも外反母趾かどうか分からない・・・。

と、言う人も チェック方法があるので、ぜひ自分でも確認してみてください。

そのチェック方法は、単純に自分の親指の角度をどれくらい曲がっているのか測って みて下さい。

その結果で、角度が２０°以上ある人は外反母趾を疑っても良いでしょう・・・。

みなさんはいかがでしょうか？角度は大丈夫だった！と、言う人も安心しては いけません。というのも、予備軍もあるからです。

その、予備軍の判断とは・・・

• 親指の皮膚が凄く硬い
• 足裏にタコ、魚の目が出来やすい
• 巻き爪になっている
• 足が１時間も歩けばしんどくなってしまう。

このように１つでも当てはまる方は黄色信号なので注意が必要です。

どうして親指が曲がってくるの？

「どうして曲がってくるん？わたしは、ヒールやパンプスなど先が尖ってくる靴も 履いてないし・・・。」

と、思う方もいてると思います。

そうなんです。実は、靴はよくネットで検索していると良く書かれているし、イメージ 的にもあると思います。しかし、それだけではありません。

では、どのように足の親指の 角度が曲がってくるのか・・・？

１：立ち方が悪い

外反母趾で角度が悪い人は、立ち方が悪い方が非常に多いです。

では、悪い立ち方は どんな立ち方なのか？というと・・・

「内側に重心がのってしまっている」ことが多いです。

内側に重心がのってしまうと重心と地面からの圧迫によって角度がひどくなってしまい ます。

イメージが湧かない人は、普通に立った状態とあえて内側に重心をかけると 親指の角度がどう変わるのかチェックすれば、イメージが付きやすいです。

２：足の裏にアーチがない

まず、足の裏には「内側の縦アーチ」・「外側の縦アーチ」・「横のアーチ」といった ３種類のアーチで構成されています。

このアーチがなくなってしまうと良く聞く 「偏平足」と呼ばれる足になってしまいます。

このアーチの役割は歩く時の「衝撃の吸収」です。

このアーチが不足してしまうと、 歩くたびの衝撃に耐え切れなくなってしまい、そのストレスから親指が曲がる結果 に繋がりやすくなってしまいます。

３：指の関節が硬くなってしまっている

指が硬くなってしまうと単純に指に対するクッション性がなくなってしまいます。

そのため親指にストレスがかかってしまい、親指の曲がりに繋がってしまいます。

自分で出来る親指の曲がりの治し方

では、曲がってしまった指をどうすれば元の状態に戻すことができるのでしょうか？

それは、先にお伝えした原因を取り除いてあげればいいんですね。

では、詳しくお伝えしていきますね。

立ち方の修正

正しい立ち方は外側に体重を乗せて踵に重心をのせる。これを、出来るだけこの立ち方をする時間を増やすようにしてください。

しかし、最初は難しい と思います。そのため最初は少しずつでも良いです。

例えば「歯を磨いているときだけ」「エレベーターを待っているとき」など少しの 時間でも変わるのでチャレンジしてみてください。

足のアーチの修正

※ゴルフボールを使って足裏のアーチを構成する。まずは、ツボで言えば『湧泉』という部分を探してください。

『湧泉』の場所は 足裏の人指し指と中指の間から踵をなぞるように触って下さい。

触っていると １番最初に、くぼみがあるのでそこが『湧泉』です。

その『湧泉』を見つけたら立った状態でゴルフボールを当てて下さい。

ポイントは ボールを当てて少し前に重心をかけると「少し痛い」という刺激量まで負荷をかけるのが ポイントです。

その状態を約１０秒くらい当ててください。次は座った状態で足の裏の内側、真ん中、外側にゴルフボールをコロコロしてく ださい。

※この時のポイントは「気持ちいい」くらいの刺激量で十分効果が あります。

指のストレッチ

※指の関節の柔軟性をあげるためのストレッチです。

まずは、親指と人差し指を両手で持ってもらい、親指を上にして人差し指を下にするよ うにして下さい。

ポイントは指どうしを引き離すイメージでやってください。それを 順番にやって下さい。

例：

1. 親指＋人指し指
2. 人指し指＋中指
3. 中指＋薬指
4. 薬指＋小指

この手順でやってください。

実は、親指が曲がってるからといっても 他の指も硬くなっている傾向が多いため全部やったほうが効果が発揮しやすいです。

そのため、全部の指をする事をおススメしています。

外反母趾は痛くても痛くなくても良くしないと余計に悪くなってしまう。

でも、見た目だけやしそんなに気にしなくても良いかな・・・？

まあ、そんなに 痛い訳でもないし、痛くなってからで良いかな？と、思っている方もいてるんじゃ ないでしょうか？

しかし・・・その考え方は、「かなり危険」です。 自分の子供の頃を思い出してみてください・・・。

外反母趾はそこまでひどくなかったと思います。 そう！つまり外反母趾は放置をしてると「悪化」してしまうのです。

そのため、今のうちにしっかりと良くしていく必要があるので 少しでも「あれ？最近足の指が変形してきたな・・・。」

と、感じるなら適切な処置が必要になるので放置しないようにしましょう。

外反母趾になると違う疾患も出てきてしまう。

実は、外反母趾を放置すると色んな疾患を招いてしまいます。

では、どんな症状が出るのか見てみましょう。

O脚になる

これは、みなさんも分かるように足がローマ字のOみたいな足になってしまうこと。

見た目も悪いし、膝の痛みが出やすくなります。

モートン病

実は、足の裏の指の間に神経が通っています。

それが、外反母趾の曲がりによって 神経が圧迫されてしまうのが「モートン病」と呼ばれる疾患です。

痛みはよく 「足の裏に鍼が刺さっているみたいに痛い」とよく言われています。

内反小趾

これは、外反母趾の逆で足の小指が親指側に入りこんでしまうことを言います。

内反小趾になってしまうと痛いのはもちろん、バランスが取れなくなります。

まとめ

いかがでしょうか？自分でも外反母趾を良くすることも出来るので是非やってみて ください。

しかし、これらをやっても結果が出ない方は他にも原因がある可能性があります。

その場合は１人で悩まず、外反母趾の専門家に診てもらうようにしましょう。